2016年9月8日木曜日

Xamarinを使うならMacはほぼ必須になるし、おそらくMSDN付きのVisual Studioを買うハメになる

Xamarinの入門記事を読むとたいていモヤモヤします。

これなんかも丁寧に書かれていて良いと思うのですが、『Macが必要なのはXamarin.iOSでiOSアプリを開発する場合だけ』とか言っちゃうあたりが引っかかるのです。

Androidアプリだけ開発したいなら素直にAndroid Studioを使う方がラクです。
IDEとしても優秀だし、Gradleも多機能で慣れれば快適です。

Xcodeは・・・嫌いですが無料だし、iOSアプリだけ開発したいならそれで良いのです。

そして、なんなら別々にAndroid版とiOS版のアプリを開発するほうがたいていラクです。
ググれば解決することが多いから。

今からXamarinを使う場合、普通はXamarin.Formsを使いたくなると思います。
これはかなりイバラの道です。

あまりノウハウもありませんし、そもそも部品が少ないのですぐにRendererやEffectの出番となります。
何しろフリックの検知すらできないのです。フリックするならそれぞれのNativeのViewにGestureDetector的なやつをセットしてイベント拾ってジェスチャー判定してそれをXamarin側に返す・・・というコードを書かなければなりません。

つまりiOSとAndroid両方の知識が必要になってくるのです。そのうえXamarin.FormsやC#の都合が出てくるのです。よほどの超人あるいは分業ができなければムリです。

それでもXamarinを使いたいのは、何かしらのロジック部分をC#で書いて共通化したいからだと思います。

前振りが長くなりましたが、Xamarinを使うケースはたいていAndroidとiOSのアプリを開発することになると思います。

つまり、Macは必須です。

さらに個人(正確には5人以内だっけ)でやっているのであれば無料のCommunity Editionを使えますが、そうでない組織ならVisual StudioのProfessional、しかもMSDN付が必要となります。

iOS向けのビルドをしないのであれば、MSDNは不要なので、分業してiOS担当の割合を下げれば全員がMSDN付きでなくても構いません。

こうして、私の職場でもン十万支払ってライセンスを何本か買いました。

MSDNがあれば開発用にWindowsマシンいっぱい作ったり、Azureでそこそこ何かできるな・・・と企んでいます。

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